海外で密かにAIVtberなるものが生まれていたことを、あなたはご存知だろうか?
AI技術の進歩はすでに人間と同程度とまでは行かずとも、AIによるVtuberを誕生させてしまった事例があります。
今回はその特徴や有効活用方法などを詳しく解説します。
2022年12月にデビューしたNeuro-samaは、非常に個性的な言動から瞬く間に注目を浴びました。
恐らく私が知る限り、これが最初に現れたAIVtberと言えるでしょう。
しかし、2023年1月に配信中に彼女が発した「差別的な発言」が問題視され、結果的にTwitchという配信プラットフォームから2週間のBAN処分を受けました。
この出来事は大きく報道され、大きな反響を呼ぶこととなりました。
Twitchのフォロワー数も31万人を超え、Neuro-samaは現在、AI VTuberの未来をリードする存在としての地位を確立していると言えるでしょう。
31万人という数字を集める辺り、AIでも配信活動で人気を集めることが可能であることは間違いありません。
受信者のニーズを満たすだけの力は、すでにAIでの配信者に存在していると言っても過言ではないでしょう。
ではこのAIVtuber、日本で誰でも手軽に始められるものなのでしょうか?
残念ながら故人でAIVTuberを作るどころか、そもそも国内で作り上げるということ自体がまだまだハードルが高いようです。
まだまだVTuberは人間がガワを着て演じるものになりそうです。
しかし、国内においてAIVtuberのプロジェクトが存在しないわけではありません。
バンダイナムコゲームスが開発し運営しているAIVtuberにゴー・ラウンド・ゲームというものがあります。
こちらは2022年にリリースされました。
リスナーの指示に従いながら学習していくもののようで、好評を博しているようです。
上述のようにAIVtuberと呼べる存在は僅かずつ数を増やし始めていると言えるでしょう。
しかしAIでの配信者の利用には多くのデメリットがあります。
まずは技術的な問題。
ほぼ配信活動のほぼ100%をAIに頼ることになるこの配信は、偶発的な問題や不具合が発生する可能性があります。
また、AI配信者が配信するコンテンツはかなり限られたものになるため、配信者が求めるよりも少ない情報を提供する可能性があります。
AI配信者が将来的に大きな役割を果たかどうかは未だ未知数。
ただ人工知能技術が発達していく中で、AI配信者がより簡単にコミュニケーションを取ることができるようになる可能性自体はあります。
また、配信者ばかりに目が向きがちですが、単純に人と円滑なコミュニケーションが取れるようになれば、今まで以上に柔軟なコミュニケーションが可能になり、伝えたい情報を的確に伝えられるようになることも期待されます。
何にせよ、今後の発展に注目です。